赤ちゃんが生まれて初めて出会う絵本は、その後の成長に大きな影響を与えると言われています。0歳の赤ちゃんは、まだ言葉を理解していなくても、絵本の色彩やリズム、ママやパパの優しい声に心を惹きつけられます。
この記事では、0歳の赤ちゃんにおすすめの絵本を20冊厳選し、それぞれの特徴や魅力、読み聞かせのポイントなどを詳しく解説します。

私自身も絵本好き!子どもが0歳の時から毎日絵本を読んでいます。
子どもに読んで反応が良かった絵本や、私自身がお気に入りの絵本をご紹介します。
言葉の発達を促す
絵本を通して、たくさんの言葉や表現に触れることで、言葉の発達を促します。
豊かな心を育む
絵本の美しい色彩や可愛らしいイラスト、温かいストーリーは、赤ちゃんの心を豊かに育みます。
親子の絆を深める
読み聞かせを通して、親子の温かい触れ合いの時間を共有することで、絆を深めます。
集中力や想像力を養う
絵本の世界に触れることで、集中力や想像力を養います。
生活習慣を身につける
絵本を通して、生活習慣や道徳観念などを学ぶことができます。

絵本は幼児の成長にとって、非常に重要な役割を果たします。
0歳児のための絵本を選ぶポイント
色彩豊かで、はっきりとしたイラスト
0歳の赤ちゃんは、まだ視力が発達段階なので、色彩豊かで、はっきりとしたイラストの絵本がおすすめです。
短い言葉や繰り返しの多い文章
短い言葉や繰り返しの多い文章は、赤ちゃんにとって聞き取りやすく、言葉の発達を促します。
触って楽しめる仕掛け絵本
仕掛け絵本は、触ったり、めくったりすることで、赤ちゃんの好奇心を刺激し、五感を育みます。
丈夫な厚紙や布製の絵本
0歳の赤ちゃんは、絵本を口に入れたり、破ったりすることがあるので、丈夫な厚紙や布製の絵本が安心です。安全性の高い絵本: 赤ちゃんが口に入れても安全なように、食品衛生法をクリアしたインクや素材を使用している絵本を選びましょう。

【0歳児におすすめの絵本1】「しましまぐるぐる」
「しましまぐるぐる」は、0歳児から楽しめるファーストブックとして人気です。
赤ちゃんが認識しやすいとされる白と黒、赤色などのコントラストの強い配色、そして「しましま」や「ぐるぐる」といった単純な模様が特徴です。
絵本には、赤ちゃんが生まれながらに反応すると言われる「顔」の絵も多く登場し、赤ちゃんを惹きつけます。
著者/かしわらあきお
出版社/Gakken
発行年/2009年
【0歳児におすすめの絵本2】「ごぶごぶ ごぼごぼ」
「ごぶごぶ ごぼごぼ」は、色彩豊かでリズミカルな擬音語が楽しい絵本です。
「ごぶごぶ」「ごぼごぼ」といった不思議な言葉と、鮮やかな色彩で描かれた丸い形が、ページをめくるごとに変化し、子どもたちの好奇心を刺激します。
各ページに開けられた丸い穴は、触って遊ぶ楽しさもあり、視覚と触覚の両方から赤ちゃんの感性を育みます。
著者/駒形克己
出版社/福音館書店
発行年/1999年
【0歳児におすすめの絵本3】「もこもこもこ」
「もこ もこもこ」は、言葉と絵が一体となった独特な世界観を持つ絵本です。
「もこ」という不思議な言葉とともに、ページをめくるごとに現れるカラフルで抽象的な形。
それらの形は「にょきにょき」「ぱちん」と変化し、読者の想像力を刺激します。
言葉の意味を理解する前の赤ちゃんでも、その鮮やかな色彩とリズミカルな言葉の響きに引き込まれます。
著者/谷川俊太郎(作)、元永定正(絵)
出版社/文研出版
発行年/1977年
【0歳児におすすめの絵本4】「だるまさんが」
「だるまさんが」の後に続く予想外の動きや変化に、大人も思わず笑顔になります。
リズミカルな言葉と、シンプルながらも表情豊かなだるまさんの絵が、子どもたちの心を惹きつけます。
ページをめくるたびに「次はどうなるの?」とワクワクする、親子で楽しめる一冊です。
「だるまさんの」「だるまさんと」とシリーズがあり、購入するならぜひ3冊セットがおすすめです!
著者/かがくいひろし
出版社/ブロンズ新社
発行年/2008年
3冊セット
【0歳児におすすめの絵本5】「じゃあじゃあびりびり」
「じゃあじゃあびりびり」は赤ちゃんが初めて出会う絵本としてぴったりの一冊です。
「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」「いぬ わんわんわんわん」など、身の回りにある様々な音をリズミカルな言葉で表現し、赤ちゃんは音と物の関係を楽しく学ぶことができます。
鮮やかな色彩とシンプルな絵は、赤ちゃんの視覚を刺激し、言葉のリズムは聴覚を育てます。
著者/まついのりこ
出版社/偕成社
発行年/1983年
【0歳児におすすめの絵本6】「がたん ごとん がたん ごとん」
「がたん ごとん がたん ごとん」は、リズミカルな言葉とシンプルな絵が魅力の赤ちゃん絵本です。
「がたん ごとん がたん ごとん」と走る汽車に、哺乳瓶、コップ、スプーン、りんご、バナナなど、赤ちゃんにとって身近なものが次々に乗り込んでいきます。
繰り返される「がたん ごとん」という音と、「のせてくださーい」という可愛らしいお願いの言葉が心地よい絵本です。
著者/安西水丸
出版社/福音館書店
発行年/1987年
【0歳児におすすめの絵本7】「いないいないばあ」
「いないいないばあ」は、松谷みよ子さんの温かい言葉と、瀬川康男さんの愛らしい絵が魅力の、赤ちゃん絵本のロングセラーです。
「いないいない…」とページをめくるたびに現れる、動物たちの豊かな表情と「ばあ!」という言葉の響きは、赤ちゃんを笑顔にし、親子の触れ合いを豊かにします。
シンプルな繰り返しと、赤ちゃんが認識しやすい顔の絵は、初めての絵本にぴったりです。
半世紀以上にわたり、世代を超えて読み継がれる「赤ちゃん絵本の原点」です。
著者/松谷みよ子(文)瀬川康男(絵)
出版社/童心社
発行年/1967年
【0歳児におすすめの絵本8】「かおかおどんなかお」
「かおかお どんなかお」は、様々な表情の顔が次々と現れる絵本です。
「たのしいかお」「かなしいかお」「おこったかお」など、シンプルな線と色で描かれた表情豊かな顔たちは、赤ちゃんの感情を豊かに育みます。
ページをめくるたびに変わる顔の表情は、赤ちゃんを飽きさせず、一緒に顔真似をして楽しむこともできます。
著者/柳原良平
出版社/こぐま社
発行年/1988年
【0歳児におすすめの絵本9】「くっついた」
『くっついた』は、動物たちがくっつく様子が可愛らしい絵本です。
金魚、アヒル、ゾウ、サルなど、様々な動物たちが「くっついた」と仲良く触れ合う様子が描かれています。繰り返される「くっついた」という言葉と、愛らしい絵は、赤ちゃんに安心感を与えます。最後には、赤ちゃんとお父さん、お母さんがくっつく場面があり、触れ合い遊びにもおすすめです。
著者/三浦太郎
出版社/こぐま社
発行年/2005年
【0歳児におすすめの絵本10】「くだもの」
「くだもの」は、みずみずしい果物の絵が印象的な絵本です。
スイカ、もも、ぶどう、りんごなど、赤ちゃんにとって身近な果物が、まるごとの姿から、食べやすい形へと変化していく様子を、美しい絵で楽しめます。
「さあ どうぞ」という温かい言葉とともに果物が差し出される場面は、食べることへの興味を育みます。
果物の絵は、まるで本物のようにリアルで、赤ちゃんだけでなく、大人も魅了されます。
著者/平山和子
出版社/福音館書店
発行年/1981年
【0歳児におすすめの絵本11】「やさいさん」
「やさいさん」は、仕掛けが楽しい赤ちゃん絵本です。
「やさいさん やさいさん だあれ?」という問いかけとともに、ページをめくると、土の中から様々な野菜が「すっぽーん!」と飛び出してきます。
にんじん、じゃがいも、ごぼうなど、身近な野菜が、ユーモラスな絵とリズミカルな言葉で描かれています。
野菜の質感を生かした温かみのある絵と、ページをめくるたびに現れる仕掛けは、赤ちゃんの好奇心を刺激し、野菜への親しみを育みます。
著者/tupera tupera
出版社/Gakken
発行年/2010年
【0歳児におすすめの絵本12】「おべんとうバス」
「おべんとうバス」は、お弁当のおかずたちがバスに乗って遠足に行くというストーリーの絵本です。
ハンバーグ、エビフライ、たまごやきなど、子どもたちに人気のおかずたちが、元気よく「はーい!」と返事をしながらバスに乗り込んでいく様子が、リズミカルな言葉と可愛らしい絵で描かれています。
読み聞かせると、子どもたちは「はーい!」と元気よく返事をしたり、おかずの名前を覚えたりと、絵本の世界に入り込んで楽しめます。
食べ物や乗り物に興味を持ち始めたお子さんや、親子で楽しい時間を過ごしたい方におすすめです。
著者/真珠まりこ
出版社/ひさかたチャイルド
発行年/2005年
【0歳児におすすめの絵本13】「きんぎょがにげた」
「きんぎょがにげた」は、人気の絵探し絵本です。
金魚鉢から逃げ出した金魚が、カーテンの水玉模様に隠れたり、花の中に紛れ込んだりと、ページをめくるたびに様々な場所に隠れていきます。
「どこにいった?」と金魚を探すワクワク感と、見つけたときの喜びが親子で楽しめる絵本です。
鮮やかで楽しい絵は、子どもたちの色彩感覚を養い、集中力や観察力を育む効果も期待できます。
著者/五味太郎
出版社/福音館書店
発行年/1982年
【0歳児におすすめの絵本14】「ぺんぎんたいそう」
「ぺんぎんたいそう」は、ペンギンたちのかわいい体操姿が楽しめる絵本です。
「ぺんぎんたいそう はじめるよ。いきを すって~、はいて~。」という掛け声とともに、ペンギンたちが首を伸ばしたり、お腹と頭をくっつけたりと、ユニークな動きを繰り広げます。
絵本を見ながら、赤ちゃんと一緒に体を動かして体操をしてみるのもおすすめです。
著者/齋藤槙
出版社/福音館書店
発行年/2016年
【0歳児におすすめの絵本15】「おひさまあはは」
「おひさまあはは」は、笑顔があふれる絵本です。
「おひさまが あはは」「ことりが あはは」と、ページをめくるたびに、お花や子犬、魚など、さまざまな生き物たちが「あはは」と笑い、読む人に元気を与えてくれます。
短い言葉とリズミカルな繰り返しは、赤ちゃんにも心地よく響き、一緒に声を出して笑うことで、親子の絆を深めることができます。
著者/前川かずお
出版社/こぐま社
発行年/1989年
【0歳児におすすめの絵本16】「おつきさまこんばんは」
「おつきさまこんばんは」は、夜空に浮かぶお月さまとの優しい交流を描いた絵本です。
夜になり、家々の屋根の上に現れたお月さまに「こんばんは」と挨拶をし、お月さまも、雲に隠れたり、顔を出したりと、表情豊かに応えます。
シンプルな言葉と温かい絵は、子どもたちの心を穏やかにし寝かしつけにもぴったりの一冊です。
著者/林明子
出版社/福音館書店
発行年/1986年
【0歳児におすすめの絵本17】「ぶーぶー じどうしゃ」
「ぶーぶー じどうしゃ」は、様々な自動車が登場する車の絵本です。
身近な乗用車、バスから、パトカー、救急車、消防車、宅急便の車まで、様々な種類の自動車が、細部まで丁寧に描かれています。
ページいっぱいに描かれた迫力満点の自動車の絵は、乗り物に興味を持ち始めた赤ちゃんの興味をそそります。
著者/山本忠敬
出版社/福音館書店
発行年/1998年
【0歳児におすすめの絵本18】「おふとんかけたら」
「おふとんかけたら」は、「だるまさん」シリーズで知られるかがくいひろしさんによる、ユーモアあふれる絵本です。
たこさん、まめさん、ソフトクリームさん、トイレットペーパーさんなど、意外なものたちにおふとんをかけると、それぞれユニークな寝相になります。
「くーるくる」「とーろとろ」「ころころ」といったリズミカルな擬音語も楽しいです。
著者/かがくいひろし
出版社/ブロンズ新社
発行年/2009年
【0歳児におすすめの絵本19】「ももんちゃんシリーズ」
主人公のももんちゃんが、様々な場所へ出かけたり、友達と遊んだり、色々なことに挑戦したりと、日常の体験を通して成長していく様子が描かれています。
「どんどこ ももんちゃん」では、ももんちゃんが急いでどこかへ向かう様子が描かれていたり、「ももんちゃん どすこーい」では、ももんちゃんが友達と相撲遊びをして楽しむ様子が描かれています。可愛らしいももんちゃんの絵と、リズミカルな言葉が特徴で、赤ちゃんだけでなく、読み聞かせをする大人も楽しめます。
出版社/童心社
発行年/2001年~
【0歳児におすすめの絵本20】「しろくまちゃんのほっとけーき」
しろくまちゃんがホットケーキを作る様子が、リズミカルな言葉と温かい絵で描かれています。
「ぽたあん」「ぷつぷつ」「ふくふく」といった、ホットケーキが焼きあがるまでの音や様子を表す言葉が、赤ちゃんの想像力をかき立てます。
ホットケーキが焼きあがるまでのワクワク感と、こぐまちゃんと一緒に「おいしいね」と食べる喜びが、大人も子どもも楽しい絵本です。
著者/わかやまけん
出版社/こぐま社
発行年/1972年
0歳の赤ちゃんにとって、絵本は言葉や色彩、親子の触れ合いを通して、心と体の成長を育む大切な道具です。
この記事で紹介した20冊の絵本は、どれも0歳の赤ちゃんにおすすめの、色彩豊かでリズミカルな言葉、触って楽しめる仕掛けなど、赤ちゃんを惹きつける魅力にあふれています。
これらの絵本を通して、親子の温かい触れ合いの時間を共有し、赤ちゃんの豊かな心を育んでいきましょう。

0歳の赤ちゃんとの絵本タイムは、親子の絆を深める特別な時間です。
ぜひ、お気に入りの絵本を見つけて、温かい読み聞かせの時間を楽しんでくださいね。